ダルビッシュ 完全試合目前圧巻の完封。自己最高14奪三振【MLB】 [ダルビッシュ 完全試合]
ダルビッシュ有(26歳)が、4月3日(日本時間)、
今季初登板となるヒューストン・アストロズ戦(HOU)で
26人の打者に対し一本の安打も走者も許さない
9回二死まで圧巻のパーフェクトピッチングで、
テキサス・レンジャーズだけでなく敵チームのアストロズファンを興奮させた。
2012年のMLBデビュー以来、
メジャー自己最多14奪三振、無失点で今季初勝利を飾った。
27人目の打者ゴンザレスに
ダルビッシュの股間を抜けるセンター前ヒットで、
完全試合(パーフェクト・ゲーム"Perfect game")の夢は
次へ持ち越された。
この日のダルビッシュは序盤、
制球に難があると見や、ピッチングを組み立て直し
最速97マイル(156km)の速球とキレのあるスライダーで
8回まで毎回三振の山を築き、前の試合である
4月1日の開幕戦、2対8と大きく打ち負けたアストロズ打線を完璧に抑え込んだ。
今季初先発でアストロズ戦に挑む
レンジャーズのダルビッシュ有
ミニッツメイド・パークにて
Photo by 共同
1回、先頭から2者連続三振。
2、4回は3者連続三振。
5回、ピッチングの調子を上げる
レンジャーズのダルビッシュ有
4月2日(現地時間)、テキサス州ヒューストンにて
Photo by AP
ダルビッシュが奪った3振の数の
「K」を並べるレンジャーズのファン
4月2日(現地時間)、テキサス州ヒューストンにて
Photo by AP
8回まで毎回三振を奪い、9回ニ死を迎え、
完全試合達成かとスタジアム中の味方だけでなく敵地のファンも盛り上がった。
回を追うごとに気迫あるピッチングを見せる
レンジャーズのダルビッシュ有
4月2日(現地時間)、テキサス州ヒューストンにて
Photo by 桐山弘太氏
最後の打者と27人目のゴンザレスに対し、ダルビッシュの111球目の直球は
ゴンザレスの執念とも言えるしぶといバッティングでピッチャー返し。
鋭く低い打球はワンバウンドでダルビッシュの股間を抜けた。
9回2死、27人目に迎えた打者ゴンザレスの打球は
鋭くダルビッシュの股間を抜ける
レンジャーズのダルビッシュ有
4月2日(現地時間)、テキサス州ヒューストンにて
Photo by 桐山弘太氏
ショート、アンドラスが飛び込んだものの早い打球に追いつかず、
センター前ヒットとなり、メジャーリーグベースボール(MLB)史上24人目、
日本人史上初となる完全試合の偉業は、次へ持ち越された。
試合は、7対0でレンジャーズの大勝。
ダルビッシュは初登板を無死球、無失点、被安打1、14奪三振という
最高のスタートを切った。
当然だが防御率【0.00】のスタートダッシュだ。
【ダルビッシュ登板の放送予定】
ロサンゼルス・エンジェルスとの3連戦
3戦目がダルビッシュ 登板予定濃厚だ。
●NHK BS
4月8日(月) 午前9:00〜午前11:49 BS1
4月8日(月) 午前11:49〜午後0:30 BS1(102ch)
●スカパー!J SPORTS 1(BS242ch)
4月8日(月) 午前9:00〜午後1:00
【編集後記】
いきなり、ダルビッシュがやってくれた。
こんなことは誰が想像できたであろうか。
今季春のキャンプでの調整がいかに好調であったかを物語っている。
もちろんまだ登板したのは一試合だが、
これだけのスタートを切れるに越したことはない。
「完全試合」を達成する難しさは、ここで語るまでもない。
長い長いメジャーリーグベースボール(MLB)の歴史でも
たった23人しか成し得ていないのだから。
1876年にナショナルリーグが発足し、1903年アメリカンリーグの発足で
両リーグが揃ったメジャーリーグベースボールは、
1903年から数えると今年2013年でちょうど110年を数える。
時代や歴史背景の違いをここでは置いておくとして、
「完全試合」を達成した投手が110年間に23人。
つまり約5年未満に1人しか達成できない偉業なのである。
さらにMLBチームは全部で30チーム。
メジャーリーガー選手として登録されている投手は各15人。
つまりMLB全体で450人もピッチャーがいる中で、
先発はその半分として225人。
225人が5年間として1,125人...
なんだかおかしな方向になってきたので、ここまでとするが
とにかく「完全試合」の達成は、大変なことだと言いたかったのである。
昨年のブログにも記述したが、ダルビッシュにとって
「完全試合」の達成は、夢ではなく現実的だ。
ましてやノーヒッター(ノーヒット・ノーラン)は時間の問題であると
もう一度言っておきたい。
がんばれ、ダルビッシュ!
ダルビッシュ メジャー 公式戦 2012【全試合の結果】はこちらにまとめています>>>
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ダルビッシュ 登板予定 2013 今季初登板へアストロズ戦【MLB】 [ダルビッシュ 登板予定 4月 2013]
ダルビッシュが今季2013年、メジャー初登板がいよいよやって来た。
日本時間で4月3日(水)9:10
ダルビッシュ有は、敵地ミニッツメイド パークでヒューストン・アストロズと対戦する。
一昨日4月1日(日本時間)の同カード
テキサス・レンジャーズの開幕戦となったアストロズ戦では、
マット・ハリソンが開幕投手に選ばれ先発したが、
4、5、6回と連続失点を重ね6失点で降板。
後続のピッチャーを3人つぎ込んだが、
追加失点し合計8失点でアストロズに2対8の大敗。
6回までに7失点では、さすがのレンジャーズの強打線でも
6回に2点返したのみで逆転はおろか、同点すら追いつけなかった。
開幕先発したマット・ハリソンは昨シーズン
ダルビッシュを超え、チーム最多の18勝を挙げた
右腕のダルビッシュとともにレンジャーズを代表する左腕のエース。
しかしこの日のハリソンは、5回2/3を投げ
9三振を奪ったものの要所要所でアストロズ打線に捕まり、
6安打、3四球、自責点5と精彩を欠き、
防御率【7.94】と苦い開幕投手となった。
両チーム投手の奪三振合計は、
アストロズの5奪三振に対し、レンジャーズ投手陣は13奪三振と
倍以上の三振を奪ったが、ピッチャーのもう一つの基本である
「打たせて取る」の差が出た結果となった。
勝利に喜ぶヒューストン・アストロズのクリス・カーター(Chris Carter)
リック・アンキール(Rick Ankiel)、ジャスティン・マックスウェル(Justin Maxwell)
2013年3月31日現地時間
Photo by (c)AFP/Getty Images/Bob Levey
開幕戦での大敗を受けて、
アストロズ3連戦の2戦目の先発を任されたダルビッシュにかかる期待は大きい。
◆米メディアの声
MLB公式ホームページの記事より
「ダルビッシュは、2013年に飛躍できると信じてる」
4月3日(水)に先発するダルビッシュ
ダルビッシュ有vsルーカス・ハレル
Photo by MLB.com
【ダルビッシュ登板の放送予定】
●NHK BS
4月3日(水) 午前9:00〜午前10:49 BS1
4月3日(水) 午前10:49〜午後0:30 BS1(102ch)
●スカパー!J SPORTS 1(BS242ch)
4月3日(水) 午前9:00〜午後1:00
【編集後記】
このときがやっときた。ダルビッシュ今季初登板の日がついに。
つい先日、日本では新年度の4月を迎えたものの、
まだまだ元気が足りないように感じる。
数いるスポーツ選手の中でもダルビッシュ有の存在は別格だ。
松井秀喜氏への国民栄誉賞授与のニュースが世間を賑わしている。
大きく活躍した選手ほど、その功績は引退した後でしか
その偉業に気がつかないものだ。
長嶋茂雄氏は、活躍していた現役中の絶大なるカリスマ性は、
その時代背景も色濃いことを見れば、松井氏と単純に比較しても
意味が無い。
MLBにおける野茂英雄氏の残した偉大な足あとを継ぐもの、
いやそれ以上のことをダルビッシュ有が残していくであろうことは
想像に難くない。
2013年をもっと元気にしてくれるダルビッシュ有。
がんばれ、ダルビッシュ!
ダルビッシュ メジャー 公式戦 2012【全試合の結果】はこちらにまとめています>>>
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