ダルビッシュ 2.0へ~体を絞った新エンジン。2018 カブス 春キャンプ [ダルビッシュ 春キャンプ 2018]
今、メジャーリーグの西地区各球団は、レンジャーズ本拠地のあるアリゾナ州にて2018年スプリングトレーニング(春季キャンプとオープン戦)中だ。
今年大型契約(6年137億円)でカブスに入団したダルビッシュは、キャンプイン前に体を絞って望んでいる。昨季トレードでドジャースに移籍し、ワールドシリーズに進出し登板した2試合とも打ち込まれ炎上した経験からだ。
■筋肉増量でエンジンは大きくなるが、疲労回復が遅い
2012年にレンジャーズでのメジャーデビュー以来、毎年筋肉増量による体重増加を図ってきたダルビッシュ。それによって球威とスピードアップをUPさせてきたが、その代償として疲労回復が遅くなっていたことが、昨季のワールドシリーズで露呈した。
アストロズ戦で球種のサイン盗みなど騒がれはしたが、いくら球種がわかっていてもコンディションのいい時のダルビッシュの球は、メジャーリーガーでもそう簡単には打てるはずがなかったはずだ。
グリエルに打たれた後、ベンチでアジア人差別と取られる行為をしたことをダルビッシュに詫びるグリエル
しかし、ワールドシリーズで投じたストレートの球速は145km程度だった。サイン盗みもあったかもしれないが、この程度の球速ならワールドシリーズの決勝まで来たアストロズ打線に捕まるのは当然の結末。これは間違いなく、10月下旬まではローテーションで投げたことのないダルビッシュのカス穴によるものが原因だ。
■体を絞って持久力増~そしてワールドシリーズへ
ダルビッシュが春季キャンプに合わせて5kg減量して望んでいる。カラダをシャープに絞ることで持久力は間違いなく増加する。ただでさえ過酷なメジャーの登板をポストシーズン~ワールドシリーズまで持続させるためには、大きなエンジン(筋肉増)では疲労回復が遅い。
体調管理、カラダづくりにはメジャーきっての独自ノウハウを持つダルビッシュがメジャー6年目に掛ける思いは、今季に最高潮まで持って行く覚悟なのだろう。
頑張れ、ダルビッシュ!
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