イチロー ヤンキース 打率 .317【7安打4盗塁】9月20日ブルージェイズ戦Wヘッダー自己最多! [イチロー 成績 ヤンキース時代]
このブログで3度目のイチロー・ヤンキースニュースです。
イチローは9月20日、
ブルージェイズ戦のダブルヘッダー2試合で、計8打数7安打と打撃大爆発。
イチローは第1試合で、ヤンキース移籍後3度目の1番バッター。
3安打と好捕で4対2と、ヤンキースを勝利へ導いた。
※2試合ともに猛打を爆発させたイチロー
(Photo by ロイター)
※第1試合の一回先頭で右前打を放つヤンキースのイチロー。
(Photo by SANSPO)
※第1試合の3回、
左前打を放つヤンキースのイチロー
ヤンキースタジアムにて(Photo by 共同)
※第1試合の8回、
左翼線二塁打を放つヤイチロー(Photo by 共同)
スタンドが沸いたのは、守備だ。
3対2とブルージェイズが1点差に追い上げていた8回2死満塁の大ピンチで、
真正面に太陽と重なった難しいレフトフライをポケットキャッチ。
※8回、真っ直ぐ太陽に向かって走るイチロー
※さすがのイチローも体全体でのキャッチ体制
続く第2試合では8番に座り、8回裏に決勝点となるレフト前タイムリーを放ち、
2対1と、またしてもヤンキースを勝利へ導き、2連勝した。
※第2試合の2回、中前打を放つイチロー(Photo by 共同)
※第2試合の4回、右翼線二塁打を放つイチロー(Photo by 共同)
※第2試合の6回、右前打を放つイチロー(Photo by 共同)
※第2試合の8回、勝ち越しの左前打を放つイチロー
(Photo by 共同)
第2試合での4安打4盗塁はイチロー自身2度目。
6回に2盗、3盗を連続で決めた。
さらに1対1の同点8回にも2死三塁から決勝の適時左前打を放ったあと、
再び2盗、3盗で計4盗塁。
ヤンキース球団では1988年のリッキー・ヘンダーソン以来となる大活躍。
ダブルヘッダーで合計7安打を放ったのも球団としては、
1983年のデーブ・ウィンフィールド以来で、いずれも殿堂入りの名選手に肩を並べた。
イチローの大暴れで、ヤンキースは2連勝し、
ア・リーグ東地区の首位をがっちり守った。
◆ジラルディ監督(ヤンキース)の声
(8回二死満塁の守備でのファインプレーについて)
「すごいキャッチだったし、すごい打撃だ」と賞賛した。
基本的にイチローには下位打線を任せる方針だが、
本領発揮した安打製造機=イチローを目の当たりにして、
さすがに気持ちが揺れ動いている様子だった。
◆デレク・ジーター(ヤンキース主将)の声
「これは大変なことだよ。ダブルヘッダーでこんなことをやった経験は自分にはない。
正反対の8打数ノーヒットはあった気がするけどね」
とイチローを称えていた。
◆イチローの声
(7安打について)
「普段と違ったことは何もしていない。違いは分からない」
【第1試合目】
(8回二死満塁の守備で左飛を捕球するとき日差しは気になったか)
「何が何だかわからない反射的なプレーだった。
腹が出ていなくてよかった。出ていたら球が飛び出していたかもしれないから」
「レフトは、ずっとあの時間帯は気にしなければいけない。
前に出るのか、待って1点をあげて二塁走者をアウトにするか、
その判断ですよね、難しかったのは。でも、いってまえ、という感じですね」
(ペティットの後ろで守ったことについて)
「よくこの球場とこのユニホームが似合いますよね。
今でいうと、ジーター、ペティット、リベラ。この3人は特別な感じがする。
敵として長い間やってきましたから、ちょっと感激しましたよね」
【第2試合目】
(ジーターが8度目の200安打を達成したことについて)
「(王手をかけて)一発で決めるのは、さすがですよね。
絵になるし、200本目の(記念の)ボールをピックアップしないのもすごいなと。
僕はそのこと(200安打)は特別なことだと思っているし、ボール欲しいよね、普通」
この日のイチローの顔つきは、なぜだか彼が高校生のときのような
清々しさに満ちていると感じたのは、筆者だけだろうか。
がんばれ!イチロー!
イチローのヤンキース移籍後の成績
今期開幕後のマリナーズでの安打数、打率、本塁打、打点、得点と比較。
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【ヤンキース】53試合、52安打、打率 .317、3本塁打、19打点、16得点。
【マリナーズ】95試合、105安打、打率 .261、4本塁打、28打点、49得点。
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【編集後記】
このところイチローが絶好調だ。
なぜなのか? もちろん誰もが知っているイチローの日々の鍛錬からくるものだ。
イチローは、言っていた。「べつに特別なことはしてませんよ」と。
その言葉の裏腹に、地道で地味なトレーニングを毎日欠かさず続けている。
その道の先に「絶好調」というご褒美がある。
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イチロー ヤンキース 打率 .322【2打席連続本塁打】8月20日Rソックス戦で3安打
2打席連続本塁打は、あまりに衝撃的だったので、
2度めのイチロー・ヤンキースニュースです。
イチローは 20日(日本時間)のレッドソックス戦で2打席連続本塁打を放ち、
黒田博樹投手(37歳)に12勝目に大きく貢献。
ヤンキースは、Rソックスに 4対1 で勝利。
イチローは、4打数3安打(うち本塁打2本)の猛打賞だった。
※4回、右超えソロホームランを放ったヤンキース・イチロー
ヤンキースタジアムにて(Photo by リョウ薮下氏)
※6回、右超えに2打席連続ソロホームランを放ったヤンキース・イチロー
ヤンキースタジアムにて(Photo by リョウ薮下氏)
イチローの大活躍したこの試合で、イチロー外野手(38歳)に対する
ニューヨーク・メディアの評価が一変した。
ヤンキース移籍後、左翼の守備固めの代替選手という汚名から、
ワールドシリーズ奪還の牽引者になる、と言われ始めている。
◆ニューヨーク・ポスト紙
「イチローはまだ全盛時の打者であることを証明した」
と報じた。
※2打席連続本塁打後、ベンチに戻りファンのスタンディング・オベーション
(カーテンコール)にヘルメットをとり応えるヤンキース・イチロー
ヤンキースタジアムにて(Photo by リョウ薮下氏)
イチローがヤンキースへ移籍後に積み上げている成績を
今期開幕後のマリナーズでの打率、本塁打、打点と比較してみる。
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マリナーズでは95試合で、打率:261、4本塁打、28打点。
ヤンキースでは26試合で、打率・322、3本塁打、13打点。
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◆マリナーズとヤンキース2012全出場試合の打率比較
イチローがヤンキースへ移籍して、大変身を遂げたことが明白だ。
常に優勝を争うスター揃いのヤンキースの一員となったことで、
イチローのモチベーションがメジャーリーグベースボール(MLB)のアメリカへ渡って以来、
急激に上がっているようだ。
がんばれ、イチロー!
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イチロー ヤンキース初出場~マリナーズ退団記者会見。 [イチロー 成績 ヤンキース時代]
イチロー ヤンキース初出場~マリナーズ退団記者会見。
普段このブログはダルビッシュを応援しているものだが、
イチローのヤンキース移籍という衝撃的なニュースが流れたため
急遽、イチローのマリナーズ退団の挨拶を特集したい。
24日火曜日(現地時間23日)午前中、イチローがヤンキースへ電撃トレードした。
イチローは同日の午後、シアトルで行われるマリナーズ戦に、
早速8番ライトで先発出場した。
このあたりがメジャーリーグベースボールならではの早さだ。
※24日、シアトルでの移籍会見後、
ヤンキースのユニホームを着て、マリナーズ戦にのぞむイチロー
Photo by AP
3回の表、マリナーズファンから拍手で迎えられたイチローは、
観客席に向かってヘルメットを取り深々と一礼し、バッターボックスに立った。
※Photo by AP
この日ヤンキースの先発は黒田という、ファンにとってはなんともたまらない
イチローのヤンキースデビューとなった。
(以下、Photo by MLB.co)
ヤンキース打者として初打席のイチローは
マリナーズミルウッド投手の2球目をセンター返しで、
初打席初安打。
その後、早速2盗を決めた。
この日のイチローの結果は、4打数1安打1盗塁だった。
4回以降の第2打席は、初球を打ち上げセカンドフライ、
7回の第3打席は真ん中の球をとらえるも、ファーストが横っ跳びで好捕。
9回の第4打席はセカンド正面のライナーに終わった。
試合は先発した黒田博樹が3回に先制を許すも続く4回、
ヤンキース打線が、死球を挟んで4連打とマリナーズのミルウッドを攻略し、ヤンキースが逆転。
結局そのまま4対1で勝利し、ヤンキースの連敗を4で止めた。
黒田は7回3安打9奪三振の好投で10勝目(78敗)を挙げ、イチローの移籍に華を添えた。
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シアトル・マリナーズのイチロー外野手(38歳)が
23日(現地時間)、ニューヨーク・ヤンキースにトレードで移籍した。
同日、両球団から発表された。MLBの公式サイトも伝えている。
トレード内容は、ヤンキースの投手2人とマリナーズのイチロー。
ヤンキースからマリナーズへトレードされた2投手は、
今季、主に3Aで出場しているDJミッチェルと、ファークワー。
メジャーリーグのマリナーズ一筋で12年目を迎えたイチローは
今季でマリナーズとの契約最終年を迎えていたため、去就が注目されていた。
イチローは2010年に10年連続シーズン200安打達成という、
前人未到のメジャー記録を立て、今まで数々の記録を塗り替えてきた。
今年6月にも、メジャーリーグ通算2500安打を達成している。
ヤンキースは今季、ア・リーグ東地区の首位。
黒田博樹投手(37歳)の活躍もあり、3年ぶりのワールドシリーズチャンピオンを目指している。
ワールドシリーズには程遠いマリナーズから優勝に一番近いヤンキースへ移籍したことは、
イチローにとって、最高のトレードだと言える。
◆イチロー記者会見の一部始終
「まずは、(マリナーズの)ファンのみなさまに感謝の意を評したいと思います。
11年半、ありがとうございました(と、ここで深く頭を下げた)。
2001年から、チームが勝った時も負けた時も
僕が良かった時も悪かった時も、同じ時間や思いを共有してきたことを思うと
大変感慨深いです。
そしてそのどんなときも僕にとってファンの方の存在が、大きな支えでした。
このあまりにも長い時間を思うと、今の思いを完結に表現する事は難しいですが、
11年半、ファンの方と同じ時間、思いを共有したことを振り返り、
自分がマリナーズのユニフォームを脱ぐという想像をした時に、
大変寂しい思いになりましたし、今回のこの決断は大変難しいものでした。
オールスターブレイクの間に、自分なりに考え、出した結論は
20代前半の選手が多いこのチームの未来に、来年以降、
僕がいるべきではないのではということでした。
そして僕自身も環境を変えて刺激を求めたいという強い思いが芽生えてきました。
そうであるならば、できるだけ早くチームを去ることがチームにとっても僕にとっても
良いことなのではないかという決断でした。
今回の決断を受け入れてくださったマリナーズ球団に大変感謝しています。
そして11年半、マリナーズでプレイする機会を与えてくださった
任天堂CEOを引退された山内氏、任天堂CEO岩田氏、
任天堂アメリカCEO君島氏に感謝の思いをお伝えしたいです。
そして、これまで支えてくださったマリナーズ球団関係者の方々すべてに、
感謝申し上げます。
僕はこの11年半のマリナーズでの経験を誇りに思い、胸に秘めて、
この先前進していきたいと思っています。
ありがとうございました」
と再度、頭を下げてあいさつした。
イチローは、長いマリナーズ時代を噛み締めるように、ときどき涙をこらえるように
一言一言を大切に語っていた。
イチロー、お疲れさまでした。
そして、これからのヤンキースでの活躍に期待します。
がんばれ、イチロー!
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