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ピアジンスキーという男。テキサス・レンジャーズ正捕手【MLB】 [ピアジンスキーという男]

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ピアジンスキーが、テキサス・レンジャーズへ2012年オフに、
シカゴ・ホワイトソックスから移籍してきた。

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A.J.ピアジンスキー(アンソニー・ジョン・ピアジンスキー)
"Anthony John Pierzynski"1976年12月30日生まれ36歳。

MLBの現役選手の中で「最も嫌われてる選手」だ。

2011年9月に米スポーツ週刊誌「スポーツ・イラストレイテッド」が行った
MLB現役選手215人のアンケートでは、29%得票で1位。
米雑誌「メンズ・ジャーナル」が2012年6月に行ったアンケート結果では、
2位のA.ロッドの10%をぶっちぎって、34%を獲得して1位に輝いた。

何故なのか?

・スプリング・トレーニングでコーチの股間を蹴った
・ポーカーに興じて、練習をすっぽかした
・相手打者研究のビデオを見ない
(2004年、サンフランシスコ・ジャイアンツ時代)
これで、ジャイアンツを1年で退団。

・シカゴ・カブス戦で相手捕手マイケル・バレットと殴り合いした
(2006年、シカゴ・ホワイトソックス時代)
この試合、退場。
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バレット捕手の返り討ちに合うピアジンスキー

・メジャー5年未満の選手を無視する
・相手打者をトラッシュ・トーク(Trash-talk*1)で挑発する

などなど。

しかし、ピアジンスキーの闘争心の基本は勝利への執着であり、
とくに敵に対して激しいものである。

(*1)トラッシュ・トーク:Trash-talk=直訳で「ゴミのような話」
日本の捕手では野村克也氏、龍川光男氏が有名なトラッシュ・トーカーとして
打席に立つ打者によく話しかけて幻惑していた。
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◆ピアジンスキー自身の声
「俺は勝つためにここにいるんだ。そのためにできることなら何でもやる。
 何か言われたり書かれたりは、俺がコントロールできることじゃない。
 俺がコントロールできることは、勝利のために全力をつくすこと。
 フィールド内で自分がやってることはプライドを持ってやってることだ」

実際、ホワイトソックス時代のオジー・ギーエン監督は
「あいつが敵なら嫌なやつだ。しかし味方にとっては頼もしい」
と語っている。

ピアジンスキーは、メジャー昇格の2005年以降、
スラッガー捕手として活躍してきた。

オールスターにも二度選出されているが、
2012年8月、5試合連続のホームランを放つなど、
昨季自己最多の27本塁打で自身初のシルバー・スラッガー賞を受賞した。

しかしこの年のオールスターの監督で選手選出権もあった
ロン・ワシントン監督(現テキサス・レンジャーズ)が自分を選出しなかったことに対し、
公然と批判するなど、気性は荒い。

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アストロズ戦で完全試合直前までをリードし、
試合後、ダルビッシュへウイニングボールを渡すA.J.ピアジンスキー
2013年4月3日(日本時間)、ヒューストン、ミニッツメイド・パーク
Photo by スポニチ

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試合後、ダルビッシュ有と抱き合うA.J.ピアジンスキー"A.J. Pierzynski"
ピアジンスキーの右手指に注目して欲しい。
人差し指から小指まで、白いマネキュアが見える。
2013年4月3日(日本時間)、ヒューストン、ミニッツメイド・パーク
Photo by (c)AFP/Getty Images/Bob Levey

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【編集後記】
ピアジンスキーのレンジャーズ入団は間違いなく
さらなるダルビッシュの飛躍につながる化学反応を起こすだろう。

気性の荒さばかりが取り沙汰されてるピアジンスキーだが、
捕手としてのピアジンスキーがいかに一流であるかを示すエピソードがある。

2012年の4月21日、ホワイトソックス時代に
マリナーズ戦でフィリップ・ハンバーの完全試合の捕手こそが
ピアジンスキーなのである。
しかもこの試合でピアジンスキーは、ハンバーへのリードをしやすくするため
右指に白いマニキュアを塗ってサインを見やすくする工夫をしていた。
(ダルビッシュをリードした試合でもマネキュアをしている)

2012年終盤にぐんと調子を上げたダルビッシュをリードしたソト捕手との
相性も良かったが、上には上がさらにいるMLB。

ピアジンスキーの入団は、ソトにとってアンラッキーな結果に繋がりそうだが、
勝利に対する執念レベルは、ダルビッシュに近いほうがいい。

いや、勝利に対してはピアジンスキーの執念のほうが
ダルビッシュを上回ってるかもしれない。

2013年4月3日のアストロズ戦で、ダルビッシュをリードし
2度目の完全試合の捕手としての偉業はかなわなかったが
そのリードセンスを生かす機会は、今年まだたっぷり残っている。

最後に。
息子・娘との3ショットで微笑むピアジンスキー
Pierz4.jpg

がんばれ、ピアジンスキー!
Go ahead! Pierzynski!




ダルビッシュ メジャー 公式戦 2012【全試合の結果】はこちらにまとめています>>>

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