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ダルビッシュ 成績 7月 2012 ブログトップ

ダルビッシュ 成績 メジャー 公式戦 6敗目。自己最多7失点~マリナーズ戦(3対戦目)を振り返る【ダルビッシュ17登板目】 [ダルビッシュ 成績 7月 2012]


7月15日、3度目の対戦となったシアトル・マリナーズに登板し、
ワシントン州(セーフコ・フィールド)で自己ワーストの7失点を喫し6敗となった。
3連勝中だったテキサス・レンジャーズは打線も封じ込められ完封負けの0対7。
イチローとの対戦は、空振り三振ひとつを含む 4打数1安打だった。

ダルビッシュは13日ぶりとなる実戦マウンドで、たっぷりと休養をとれた形の登板だった。
しかし立ち上がりの初回から制球に苦しみ4点を失った。

ダルビッシュは初回、イチローのヒットと2つの四死球で満塁とし、
ジェイソに押し出しの四球を与え、先制点を許す。
さらに、味方失策で1点を失った後、1死満塁からシーガーに2点タイムリーを打たれ、4失点。

2回、3回は立ち直り、2イニング連続三者凡退に抑えたダルビッシュだったが、
4回に再度先頭を四球で歩かせ、2死後にダスティン・アックリー(二塁手)に
二塁打タイムリーを打たれ1失点。
5回には、ジョン・ジェイソ(捕手)にソロアーチを浴びて6失点目を喫し、
7回途中8安打5四死球の自己ワースト、7点(失点・自責点とも)を取られた。

レンジャーズ打線はマリナーズ先発・ヘルナンデスをまったく攻略できず、
散発の3安打12奪三振で完封負けした。

SEA-03_2.JPG
※マリナーズ戦の1回、制球が定まらず、
 マウンドで汗を拭うレンジャーズのダルビッシュ
 セーフコ・フィールドにて
 (Photo by 共同)

これで、ダルビッシュのビジター(敵陣)成績は 3勝5敗と、分が良くない。
ホームでの成績は 7勝1敗 と、圧倒的にホームゲームと相性がいい。
ダルビッシュ自身も語っているが、観戦に来てくれるファンの応援のチカラが大きいようだ。

【ダルビッシュの成績 メジャー】マリナーズ戦・3対戦目(セーフコ・フィールド)
7月15日:ダルビッシュ 公式戦 17試合目の成績:10勝6敗
◆S=ストライク数/率 ◆BB/K率=K(三振)÷BB(与四死球) 4.0以上でエース級、1.5以下が危険レベル
投球回数:6回⅓ 対戦数:33 投球数(S):106(65/61%) 被安打:8 BB/K率:0.80
奪三振:4 与四球:4 与死球:1 失点:7 自責点:7 被本塁打:1 防御率:3.96

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SEA-03_1.JPG
※7点を失い、6敗目を喫したダルビッシュ
 (Photo by ロイター/Kevin Casey)

◆ロン・ワシントン監督の声
 (初回、ダルビッシュが3つの死四球を出すなどして先制点を与えてしまった場面について)
「イチローにはヒットを打たれたが、それ以外はこちらが出塁させてしまった。
 そういった点を有はこれから改善していくべきだね」
 と話した。

◆ダルビッシュの声
 (2回にダスティン・アックリー二塁手の打球を脚に受けたことについて)
「明日どうなっているかきちんとみてみる必要がある。でも問題ないと思う」
 とコメントした。

この日のダルビッシュは、ほとんどの失点の起点となっていたのが四死球からだ。
これまでの試合でもこのパターンが多く見られる。

ストライク率は上がってきているが(この日は 61%)
BB/K率(奪三振÷四死球)が低いピッチング内容で、勝てた試合がない。
この日の四死球は確かに多かったが、ここ11~16試合の平均与四死球数は 3.3個と
1~10試合の平均よりも良くなってきていることを冷静に見ていけば、
中7日(13日ぶり)の間隔は、ちょっと開きすぎだったかも知れない。

やはりピッチャーは、ある一定の日程的リズムの安定性を築き上げることも必要だ。
試合数、登板・投球回数、長距離移動など厳しい試合環境であるメジャーリーグ。

この日は結果が出せなかったものの、後半戦の第一戦であるこの日から
先発ローテーションである「中4日」を継続できることが鍵だ。
常にチームプレイを意識するダルビッシュのことだから、
ワシントン監督やチームメイトとの関係は良好である。

いつもマダックス・ピッチングコーチも言っていることだが、
単なるストライク率ではなく「ファースト・ストライク」を常にとっていくことも重要だと感じる。

日米のメディアやファンの評価もあるだろうが、一向に気にすることはない。
評価は他人がするものではなく、自分が一番わかっているのだから。

いずれにしても、ここに触れたこと以上のことは
ダルビッシュ自身がさらに深く考えていることなので、
心配に及ぶことはない、と筆者は見ている。

開き直れば、勝負は時の運。いい時もあればなんとやらである。
シーズン通して、じっくりと今後のダルビッシュに期待したい。


がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道

ダルビッシュ 成績 メジャー 公式戦 6敗目。自己最多7失点~マリナーズ戦(3対戦目)を振り返る【ダルビッシュ17登板目】

ダルビッシュ 登板予定 2012〜メジャーリーグの道

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ダルビッシュ 成績 メジャー 公式戦 5敗目。11奪三振もホーム初黒星~アスレチックス戦を振り返る【ダルビッシュ16登板目】 [ダルビッシュ 成績 7月 2012]


7月2日、3度目の対戦となったオークランド・アスレチックスに登板し、
ホーム(レンジャーズ・ボールパーク)で初黒星を喫し、
メジャー初登板以来続いていたホームゲームでの7連勝もストップした。

ゲームは、アスレチックス(3対1)レンジャーズだった。

OAK-03_4.jpg
※アスレチックス戦に先発し、7回を5安打3失点で5敗目を喫したレンジャーズのダルビッシュ
 レンジャーズ・ボールパークにて(Photo by 共同)

この日のダルビッシュは、今季メジャー3度目となる自己最多の11奪三振が物語るように、
非常に球が走っていた。ストレートはメジャー自己最速97マイル(156キロ)。
変化球のキレもあり、今季ベストといっても過言ではないほど調子が良かった。

しかし、11奪三振をしたからといって勝てるわけでもない。
ダルビッシュがメジャー公式戦6試合目に登板した5月7日のインディアンス戦でも
メジャー登板以来初の11奪三振を奪ったが、この時も敗戦投手になっている。
この時のBB/K率も2.75で、ストライク率は56%と低い。与四死球は4。

6月16日のアストロズ戦(13試合目)では、
11奪三振でBB/K率:5.5で勝利している。ストライク率は69%。与四死球は2。

この日アスレチックス戦でのストライク率は、66%と高く(与四死球は4で少し多い)
ダルビッシュ自身も試合後語っているが、相当悔しかったようだ。

メジャーリーグへ来てからのダルビッシュは序盤に失点することが
少なくないが、この日は違っていた。

1、2回を連続3者凡退でスタート。
3回には味方打線が1点を先制し、いい流れのまま4回まで無失点に抑えた。

5回に連打で同点とされたものの、下位打線とは言え怖いメジャー打者を
ダルビッシュは、3者連続3球三振の9球という離れ業で切って取るあたりは圧巻。
だからこそ、敵味方を超えてダルビッシュに魅了されるファンは確実に増えているのだ。

◆5回表、3者連続3球三振の内容
3回の表にデッドボールを投げてしまった7番モス(一塁手)に対しては、
すべて低めへ集めて最後は空振り三振。
8番インジ(三塁手)へは、2球目3球目とも内角真ん中の同じコースへ投げ込み空振り三振。
9番打者ペニントン(遊撃手)へも、
同じように2球目3球目とも内角低めの同じコースへ投げ込み空振り三振。
3球ともストライクを投げ、しかも2球目と同じコースへ投げて三振を取るなど
普通のピッチャーにはできない技だ。


6回は、2死二、三塁からの暴投は痛かった。これで1点を勝ち越された。

OAK-03_1.jpg
※アスレチックス戦の6回、勝ち越しを許し、
 マダックス投手コーチ(31)らの話を聞くダルビッシュ
 レンジャーズ・ボールパークにて(Photo by 共同)

7回には先頭の7番モスに不用意に投げた89マイルの
初球を右翼席に放り込まれた。

OAK-03_3.jpg
※7回、モス(奥)に本塁打を浴びたダルビッシュ(Photo by 共同)

次打者を四球で歩かせるも後続を三者凡退に仕留め、
ダルビッシュはこの回を投げきり降板した。

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※7回を投げ終え、うつむいてベンチに戻るダルビッシュ(Photo by 共同)

【ダルビッシュの成績 メジャー〜7月2日アスレチックス戦】(ダルビッシュ 公式戦16試合目:10勝5敗)
◆S=ストライク数/率 ◆BB/K率:2.75 ※K(三振)÷BB(与四死球) 4.0以上でエース級、1.5以下が危険レベル
投球回数:7回 対戦数:29 投球数(S):105(69/66%) 被安打:5 BB/K率:2.75
奪三振:11 与四球:3 与死球:1 失点:3 自責点:3 被本塁打:1 防御率:3.59


ダルビッシュの今季奪三振は117個で、
タイガースのエース、バーランダー(121個)に次ぐア・リーグ単独2位。


◆ダルビッシュの声
「調子は序盤からずっと良かった。試合をつくれて良かったが、
(7回、3点目となるソロ本塁打を浴びて)
 反撃ムードがしぼむのがあったし、もったいなかった」

 (ホームでの登板ではメジャー7戦全勝だったことに対し)
「全試合で自分が好投できたわけではなかったけれど、
 勝利投手になれていた。その中には負けて当然という
 内容の試合もあったけれど、打線やリリーフ陣が助けてくれた。
 でも今日は負けてしまってとても悔しい」

1対1で迎えた6回にヨエニス・セスペデス外野手に二塁打を打たれ、
2死二、三塁のピンチ直後に暴投で勝ち越しを許してしまったことについて。

「良い投球ができていたと思う。
 彼(セスペデス)が素晴らしい打者だというだけだ。
 暴投が原因で失点してしまったあとは、
 自分の全てを出し切って乗り切るべき重要な場面だったと思う。
 でも思った通り投げられなかった。暴投については悔しい思いだ」
 とコメントした。


がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道

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ダルビッシュ 成績 メジャー 公式戦 5敗目。11奪三振もホーム初黒星~アスレチックス戦を振り返る【ダルビッシュ16登板目】


ダルビッシュ 登板予定 2012〜メジャーリーグの道

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