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ダルビッシュ~NHKのサンデースポーツ 2013~ソト捕手は最愛の女房。 [ジオバニー・ソト 捕手]


ダルビッシュが2013年1月6日、NHKのサンデースポーツに収録独占インタビューで出演し、2012年のメジャーリーグシーズンを振り返り、2013年の豊富を語った。

ダルビッシュは、2012年のMLBシーズンを振り返り、「去年(2011年)より数倍成長している。」と、メジャーリーグの一年間でつかんだものがいかに大きな経験を積むことができたのかを語った。

ダルビッシュは2012年、メジャーリーグが始まった当初、MLBバッターたちのパワーを実感し、メジャーの滑るボールに苦しんだ。

8月後半にかけて、制球に苦しむダルビッシュ機転となったのがソト捕手の加入だ。
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テキサス・レンジャーズへ入団したソト捕手との出会いによって、後半の6試合を5勝1敗と、ダルビッシュが日本で投げていた時の打者をキリキリ舞いさせる姿を見ることになった。

その本当のきっかけとなったのは、実はダルビッシュの一言だった。

ソトとバッテリーを組むことになったとき、ダルビッシュはソトを呼び、こう伝えた。

「自分(ダルビッシュ)は、日本でそれなりの実績を積んできた。自分のスタイルでやりたいから、どんなことがあっても絶対切れないで欲しい」と。

それに対しソト捕手は、
「僕は怒ったりしないよ。ピッチャーに気持よくやってもらうのがキャッチャーだからね」

やはり、ダルビッシュはダルビッシュらしく投げてこそ、ダルビッシュだという姿を見た日本のファンたちは喜んだ。
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ダルビッシュは、ソト捕手について
「面倒くさいやつですね(笑)。彼(ソト)はマウンドで日本の寿司屋で美味しい店があるとか、日本の歌を歌う。『ん〜ん〜♪』って、実際何を歌ってるのかわからないけど、とにかく気づかいが長い。さすがにイラッとするから、早くホームに戻ってくれと言ってもなかなか戻らないんですよね」

我の強いアメリカ・メジャーリーグプレイヤーの多い中で、これほど相性のいい女房役と出会えたことは、ダルビッシュの縁の強さといってもいいかも知れない。

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※ブルペンでの調整を終え、カブスから移籍したソト捕手とタッチするレンジャーズのダルビッシュ
Photo By 共同

ソトと組んだ当初、最初の一球が試合を決めるような試合があった。ソト捕手は、第一球目にカットボールを要求したのである。ボールは要求通りのコースへ見逃しのストライク。

その後、ゲームを通してストライクが思うように決まった試合であった。

この時のことについてダルビッシュは、「1球目からカットボールだなんて、彼(ソト)は何を考えてるのか?と思いましたよ」

1球目のカットボールについてソト捕手は「本来カットボールは決め球で使うことが多いが、一球目にカットボールを投げさせることで、のびのびと真っ直ぐが投げやすくなると思った」
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NHKの最後の質問「今シーズンの決意」についてダルビッシュは、
「ひとつ試したいボールがあります。スプリングトレーニングのときに練習したい。
(どんなボールですか?)
 いや〜それは、スプリングキャンプにまた取材できてくださいよ。
(新しい球種ですか?)
 いえ。今年ちょっと投げたかなぁ。その球をメジャーで良い感じで投げてるピッチャーがいたので、自分のものにしてみたいと思いました。やっぱり、いろいろ情報を得ながら常に成長しなければならないから。
(目指す投手はいますか?)
 メジャーリーグで歴代の最高の投手と肩を並べたい。何年間かでも、最高の投手になりたい。何勝したかは、たいした価値ではなく、その内容が大事だから。」

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【編集後記】
久しぶりにインタビューを受けるダルビッシュを見ることができて
嬉しかった。試合後のメジャーリーグでのダルビッシュのインタビュー
のときと何ら変わらず、臆することのない一言一言、確信のある言葉に
今季2013年の活躍を垣間見た気がした。

がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道

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