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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その三)【9月9日レイズ戦を振り返る】 [ダルビッシュ ノーヒットノーラン]

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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その三)【9月9日レイズ戦を振り返る】


ダルビッシュは9月9日、ここ3試合好調のピッチングを引っさげて
15勝目をかけてレイズ戦に臨んだ。

8回を投げ、96球(64ストライク/67%) 2被安打
8奪三振 2与四球 2失点(自責点1)と
どんどんストライクを上下左右へと放り込み、好調なピッチングだったが、
8回表、見方ペーニヤがお手玉している間に同点とされ、
ダルビッシュはこの回を投げきり降板。
チームは延長10回に新人のプロファーが決勝点を上げ勝利したものの
ダルビッシュに勝敗はつかなかった。

TB-01_4.jpg
※8月29日、レイズ戦との初対戦でカットボールを投げるダルビッシュ。
 7回を10奪三振、2与四球 6安打無失点で13勝目(9敗)を上げた。
 レンジャーズ・ボールパークにて
 Photo by Ronald Martinez氏/Getty Images

TB-02_4.jpg
※8月29日、レイズ戦との初対戦。捕手のソトと話すダルビッシュ
 Photo by 共同

この日のダルビッシュの球威はますます切れていた。
最速97マイル(156キロ)をはじめ、96、95、94と
90マイル(145キロ)以上のファストボールで、
フォーシーム、カットボール、高速スライダー、高速シンカーを次々と繰り出す
日本で投げていた時を彷彿とさせるダルビッシュの真骨頂「変化球」を交え、
レイズ打線を寄せ付けなかった。

TB-02_5.jpg
※9月9日、レイズ戦との2度目の対戦。
 3回の裏、9番打者モリーナ(捕手)に1-2からど真ん中へ放り込んだ
 95マイル(153キロ)のハイ・ファストボールで空振り三振を奪うダルビッシュ。

⇒ ダルビッシュ 成績 メジャー【全試合の結果】は、こちらでまとめています。

この試合だけのダルビッシュの防御率は、なんと【1.13】。
いかに、この4試合の間で調子が急激に上がってきているのかがわかる。

何故これほど好調なピッチングに変わってきたのだろうか?
これについては、次回「リリースポイントの変化」でお伝えしたい。

<<<ノーヒット・ノーランは時間の問題(その一)へ戻る  <<<ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)へ戻る

ダルビッシュ リリースポイントの変化(序章)>>>


がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道

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【ダルビッシュの成績 メジャー 通算 2012】メジャーリーグ公式戦 9月9日現在
試合数:26  防御率:4.14  14勝9敗  投球回数:169回⅔  被安打:141
奪三振:196  与四球:84  与死球:9  失点:84  自責点:78  BB/K:2.33
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◆付録
先日の「ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)【北海道の入ったグローブ】」の記事中で、
ダルビッシュの好調さを賞賛するスポーツ専門ブログ(米メディア)の
Breacher Report(ブリーチャー・リポート)が
「ダルビッシュがポストシーズンで大活躍しそうな10の理由」という
タイトルだけを紹介した。

今回その内容を入手したので紹介したい。
ここで触れてるテーマはずばり、
ダルビッシュのプレーオフでの活躍を期待する、というものだ。
dar_no-hitter_03.jpg

原文:Yu Darvish: 10 Reasons Why He Can Be Trusted to Come Up Big in the Postseason

「ダルビッシュがポストシーズンで大活躍しそうな10の理由」

1. ゲームでの集中力が高まっている
2. 不調でも長いイニングを投げられる
3. 制球が改善され四球が減っている
4. 球種のレパートリーが尋常でなく多い
5. ホームゲーム(アーリントン)で強さを誇る
6. 全てのボールが凄まじいキレを持つ
7. ヤンキースとタイガースに強い
8. 大舞台に強いタイプの"Show man"である
9. "WBCでリリーフしたように”臨機応変である
10.どんなステージでも彼には大き過ぎることはない

なんだか、べた褒めですな。



ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その三)【9月9日レイズ戦を振り返る】

ダルビッシュ 登板予定 2012〜メジャーリーグの道

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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)【北海道の入ったグローブ】 [ダルビッシュ ノーヒットノーラン]

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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)【北海道の入ったグローブ】


〜「北海道の入ったグローブ」の意味〜

ダルビッシュ有は、北海道の形をウェブにあしらった
新丁のグローブで、8月29日のレイズ戦を勝利で飾った。

続く9月4日のロイヤルズ戦でも「北海道の入ったグローブ」で投げ、
MLB、25度目の先発登板の中で、最高のピッチングを披露し勝利投手となった。

TB-01_3.jpg
※9月4日のロイヤルズ戦で、ウェブの部分に「北海道の形」の入ったグローブで
 登板したダルビッシュ。
 カウフマン・スタジアムにて(Photo by 共同)

「北海道の入ったグローブ」をよく見ると
さらにブルーで"DarVish Yu"と刺繍されている。
つまり、"V"が大文字にデザインされているのだ。
もちろんその意図は"Victory(ビクトリー=勝利)"の"V"の気持ちを込めていることは確かだ。

ここ3試合のダルビッシュの変貌ぶりに
アメリカの各メディアやMLB関係者のダルビッシュへの評価が、急上昇している。

【各メディアの声】
◆スポーツ専門局ESPN
6回途中まで“完全ピッチング”だった投球を
「ポストシーズンのエースにふさわしい」と絶賛。

◆ブリーチャー・リポート"Breacher Report"(スポーツ専門ブログ)
「ダルビッシュがポストシーズンで大活躍しそうな10の理由」
 というタイトルの記事を掲載。

【MLB関係者の声】
◆ネッド・ヨースト監督(ロイヤルズ)
「3回ぐらいから、うちのチーム(ロイヤルズ)が、
 レンジャースの先発ユウ・ダルビッシュを打てないであろうと思っていた」
 さらに、隣に座っていたロイヤルズのベンチコーチの
 チノ・カダフィアに語った言葉が、
「3回にチノの方を向いて、”なぁ、今日の彼(ユウ・ダルビッシュ)は、
 ノーヒッターをするかもしれないな”って言ったんだ」
 と語っている。

◆ロン・ワシントン監督
カウフマン・スタジアムで投球している「労働者の日」の
午後のダルビッシュが、確かにベストの状態であることを見ていた。
「これまでで一番ぐらい良かった。彼ら(ロイヤルズ)は、
 彼(ダルビッシュ)のカーブに手も足も出なかった。
 それに彼(のファストボール)は、キレが良かった。
 彼は私たちが望んだとおりにしてくれた」
------------------------------------------------------------

「北海道の入ったグローブ」に話しを戻そう。

実はこのニューグローブ、8月29日のタンパベイ・レイズとの初対戦で
初めて使用したものだ。
(詳しくは、ダルビッシュ有の公式ブログ"Thoughts of Yu"で、
ダルビッシュ自身によって紹介されている)

KC-01_5.jpg
※9月4日のロイヤルズ戦で、6回2死まで 6三振 11凡打、
 一人もランナーを出さない17人連続パーフェクトピッチングで
 全米のMLBファンをざわつかせたダルビッシュ。
 カンザスシティ、カウフマン・スタジアムにて
 Photo by 共同

きっとダルビッシュは、自分らしさ(初心)を取り戻すために、
この北海道の入ったグローブを新丁したのかもしれない。

もちろん、「北海道の入ったグローブ」はメンタル面を支えるもの。
技術的な変化として、
メジャー355勝、精密機械と呼ばれたグレッグ・マダックス特別コーチの助言で、
ダルビッシュは、マウンドのセットポジションで
「やや前屈みになる構え」が、身についてきたこともあるだろう。

この「北海道の入ったグローブ」を次回登板したロイヤルズ戦(9月3日)でも使い
6回⅔まで17打者連続アウトという完全試合のペースで勝利した。
レイズ戦(8月29日)で奪った最後の7連続アウトから数えて24連続アウトだから
2試合に渡って、8回をパーフェクトに抑えた計算になる。

ロイヤルズ戦に先発したその球場は、
今年2012年の"MLB オールスターゲーム"が行われた
MLBで最も美しいスタジアムと言われている敵地
カンザスシティのカウフマン・スタジアムだった。

ダルビッシュは、
"MLB オールスターゲーム 2012"に選出されながらも登板機会はなかった。

きっとダルビッシュはこのスタジアムで投げながら
どこかに、オールスター・ゲームで投げている自分のイメージが
脳裏をよぎっていたのかもしれない。

<<<ノーヒット・ノーランは時間の問題(その一)へ戻る・・・・ノーヒット・ノーランは時間の問題(その三)へ続く>>>

※ノーヒット・ノーラン=ノーヒッター(アメリカではこう言われる)

がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道



ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)【北海道の入ったグローブ】

ダルビッシュ 登板予定 2012〜メジャーリーグの道


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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その一)【9月4日ロイヤルズ戦を振り返る】 [ダルビッシュ ノーヒットノーラン]

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ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その一)【9月4日ロイヤルズ戦を振り返る】

ダルビッシュは 9月4日、カンザスシティ、カウフマン・スタジアムで
初対戦となるロイヤルズ戦に25度目の先発登板で、6回2死まで 6奪三振 11凡打、
一人もランナーを出さない連続17人の打者をパーフェクトピッチングで仕上げる好投で、
14勝目を上げた。

ロン・ワシントン監督に
「これまでで一番ぐらい良かった」と言わしめるほどの投球内容だった。

8月18日のブルージェイズ戦では、敗戦投手となったものの
7回を投げ10奪三振、被安打3 与四球1 失点3という好投だった。
23先発目となるこの試合から復調の兆しが見え始めている。

次の8月29日、レイズ戦でも今季8度目の2ケタ奪三振の10三振を奪い、
テキサス・レンジャーズ新人ピッチャーとして記録を塗り替えた。
メジャーシーズン8度目の2ケタ奪三振は、現在メジャートップで、
シーズン8度以上の2ケタ奪三振は、ノーラン・ライアン(現・TEX球団社長兼共同経営者)以来、
レンジャーズでは史上2人目。

TB-01_2.jpg
※ダルビッシュは8月29日(日本時間)のレイズ戦で、
 7回を10奪三振、2与四球 6安打無失点で13勝目(9敗)を上げた。
 レンジャーズ・ボールパークにて(Photo by 共同)

この3試合での防御率は【2.57】だ。

ここ最近の調子を計る見方がある。
ダルビッシュが、9月4日のロイヤルズ戦で17人の打者を連続でアウトにしたのは、
2002年8月9日にインディアンズを相手に21人の打者をアウトにして
完封したケニー・ロジャース以来、レンジャーズ投手陣で最も長いものだった。

さらに見ていくと、1対0で勝利した前試合の8月29日レイズ戦で
最終7人の打者から続いていたダルビッシュの連続アウトは、
9月4日のロイヤルズ戦の6回2/3まで数えて連続24アウトだった。


ダルビッシュ自身もかなり苦闘していた四球についても触れてみたい。

ダルビッシュは8月2日(20先発目)、ロザンゼルス・エンゼルスと4度目の対戦で、
5回を投げ、6個の四球、7失点の内容だったが、チームの大逆転で勝敗が付かなかった。
試合後の会見で、
「四球を何個だそうとも、試合を作ることに集中し、
 (チームの勝利のために)気にしないで自分らしいピッチングに切り替えたい」
 とダルビッシュが語っていた。

次の先発となる 8月7日Rソックス戦でも6失点で、敗戦投手となるも
22先発目となる8月13日のタイガース戦から徐々に修正が生き始めてきた。
(この試合では5個の四球ながらも3失点で抑え勝利している)
ダルビッシュ自身もこの試合を振り返り
「前回までは四球で弱気になった部分があったけど、
 今日は俺の球を打ってみろという気持ちでいけた。成長できたかな」
 と、向かっていった結果の6失点であるとコメントした。

ここでセイバーメトリクス的数字で
MLBデビューからの1-15試合とそれ以降の試合を分析してみる。

【ダルビッシュの全試合を振り返る】
●1-15試合(10勝4敗)の成績内容
防御率:3.54 与四球率:4.66 ストライク率:61% 奪三振率:9.87 BB/K:2.12

●16-22試合(2勝4敗)の成績内容
防御率:6.60 与四球率:5.80 ストライク率:61% 奪三振率:11.20 BB/K:1.93

●直近3試合の23-25試合(2勝1敗)の成績内容
防御率:2.57 与四球率:1.71 ストライク率:65% 奪三振率:11.1 BB/K:6.50
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※BB/Kとは、奪三振数を与四球数で割った、投手100%責任の重いシビアなデータ。
 [奪三振数(K)÷与四球数(BB)]のこと。BB=Base on Balls(四球)/K(三振)
 BB/Kの評価基準は、4.0以上がエース級、1.5以下が危険レベル

 つまり、たくさん三振を奪って、与える四球が少ないほど素晴らしい投手ということ。
--------------------------------------------------------------------------------

ご覧のとおり一目瞭然である。

1-15試合までは、勝利もついてきてそこそこの成績を残している。
16-22試合では、奪三振率が上がってきていたものの与四球率が増え、
勝利に結びつかなかった。

ところが、ここ3試合は打って変わって、日本で見せていたような快刀乱麻ぶりである。
劇的に変わったのはまさに与四球率が【1.71】に激減したことだ。

その結果"BB/K"の成績が一気に上がってなんと【6.50】である。
日本時代、7年間でのダルビッシュの"BB/K"平均が【3.75】を考えると
この3試合での変貌ぶりは驚異的だ。
さすがに数字は嘘をつけないものである。

ノーヒット・ノーランは時間の問題(その二)へ続く>>>

※ノーヒット・ノーラン=ノーヒッター(アメリカではこう言われる)

がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道


ダルビッシュ 成績 メジャー ノーヒット・ノーランは時間の問題(その一)【9月4日ロイヤルズ戦を振り返る】

ダルビッシュ 登板予定 2012〜メジャーリーグの道


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