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ダルビッシュ 成績 メジャー インディアンス初戦を振り返る【ダルビッシュ6登板目】 [ダルビッシュ 成績 5月 2012]


ダルビッシュは自身が登板した2戦目から投球内容が変わり、
以降、5戦目まで防御率1.07という脅威の制球力のあるピッチングで
調子を上げてきたが、このインディアンス戦で初めて、
そしてメジャーリーグで初めての敗戦投手を味わった。

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※さすがのダルビッシュも一瞬天を仰ぐ(Photo by AP)

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※この日もノーワインドアップで投げるダルビッシュ(Photo by AP)

7日(日本時間)のインディアンス戦では、
ダルビッシュが登板した6回まで、レンジャーズ打線も沈黙してしまい
援護できず0点が並ぶ試合展開となった。

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※6日のインディアンス戦で秋信守(チュ・シンス)と対戦するダルビッシュ。
今季6度目の先発で初の敗戦投手となった。(Photo by AP)

投手の心理というものは、極めて繊細だ。
デビュー戦のマリナーズ戦では、初回にいきなり4失点したとき、
試合後のダルビッシュが
「後を0点に抑えていけば、なんとかなると思った」と語っていたように
初回の大量失点というものは、意外にあっさりと気持ちを切り替えやすく
吹っ切れた気持ちで投げられるものだ。
ダルビッシュはもともと淡々と投げ続けるタイプの投手。
結果、味方のレンジャーズ打線の援護によって逆転勝利につながった。

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※味方のエラーに耐えながら淡々とした表情のダルビッシュ。(Photo by AP)

しかし、7日(日本時間)インディアンス戦の試合展開は違った。
序盤からボールが先行し、速球が抜けるケースが何度も見られ
結果的に今季最多の11三振を奪ったものの、要所では打たれてしまった。
奪った三振の多くは縦に割れる変化球で、打たれたボールは直球系だった。
打ち取った当たりも味方のエラーが重なる不運もあった。

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※ダルビッシュは、今季最多の11三振を奪う力投も要所で打たれた。
(Photo by AP)

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※直球でストライクが取れず苦戦。
今季2度目のバッテリーを組んだトレアルバと話し込むダルビッシュ(ロイター)

投手にとってはバッテリーとの相性もある。
この日組んだのは2度目のトレアルバ。この日の登板で、トレアルバのサインに対し、
ダルビッシュが何度も首を振るシーンが見られた。
やはり、ヤンキース戦を見る限りでは、ナポリとのバッテリーが良いかもしれないと、筆者は感じた。

とくにこの日のダルビッシュのピッチングは、コーナーを攻める
際どいコースが多かったが、ほとんど主審のストライクコールがなく
苦しかった。
コーナーを攻めることは、キャッチャーのリードやキャッチングが微妙に影響する。
そういう意味では、この日のダルビッシュの投球はそれほど悪くはなかったといえる。
失点したのも適時打と本塁打の2本だけだからだ。
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【両監督の声】

◆ ロン・ワシントン監督(レンジャーズ)

「彼はきちんと勝利のチャンスをチームに残してくれたが、打線が得点できなかった。
 たまに、良い投球をしても結果がついてこないことがある」

◆ マニー・アクタ監督(インディアンス)

「彼は印象的な投手だ。身体が大きく、とても肩が強いね。
 そして最も感銘を受けたのが変化球だ。彼はボールに素晴らしいスピンをかけることができる。
 どれだけ投げたのかは気にしていないが、スライダー、カーブともよくスピンがきいていて、
 バッターが何度も空振りしていた。
 メジャーには90マイル中盤(150キロ台)の速球を投げる投手は何人もいる。
 しかし、彼のように切れ味のあるボールを投げる人は多くない」と称えた。

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【ダルビッシュの声】

初黒星について
「高校や日本のプロ野球の時にも数多く負けているので、ただの1つの負け。
 次、しっかりと投げることしか考えてない」とダルビッシュならではのコメント。
4失点ながら11奪三振の投球については
「直球はストライクを取れなかったが、その他の球種で何とか持ちこたえられた」
と自己分析した。


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もちろん勝ち続けることなどあるわけもなく、
この1敗で、ダルビッシュのピッチングがどのように変化していくのか
どのように調整していくのか楽しみがまた1つ増えたといえる。

今回の初黒星もいつかはやってくることをダルビッシュ自身、覚悟していたわけで
そもそもここまで、またこれからしばらくはすべてのチームが
ダルビッシュにとって常に初対戦となり、ダルビッシュ自身も
その都度、状況を見極めながら適応させていっている。

だからこそ、すべてのチームとの対戦を終えて初めて
第二段階のダルビッシュを見守っていきたい。

やっと1敗を経験できたダルビッシュの今後の試合こそ、ますます楽しみだ。


がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道

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ダルビッシュ 成績 メジャー インディアンス初戦を振り返る【ダルビッシュ6登板目】

ダルビッシュ 登板予定 2012~メジャーリーグの道

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