ダルビッシュ オープン戦 レッズ戦 5回2失点、球速最速158kmで初勝利 [ダルビッシュ 球速]
ダルビッシュ(MLB・テキサス・レンジャーズ)が24日、
レッズ戦に先発登板し、5回を投げ5奪三振、
1四球の内容でオープン戦を初勝利で飾った。
ダルビッシュのオープン戦における勝敗は、1勝1敗。
この時点でダルビッシュの防御率は【1.98】
2本塁打を打たれたものの、レッズ打線を3安打に抑え
ダルビッシュ本人の納得いくピッチング内容だった。
フォーシームを投げるダルビッシュ
米アリゾナ州グッドイヤー球場にて
Photo by 共同
5回を投げて78球の省エネピッチング。
スライダーとチェンジアップがさえていたこの日のダルビッシュ。
１回二死、レッズ３番打者のジョーイ・ボット内野手(29歳)に
2球目105kmのスローカーブでストライクを取ると観客はどよめいた。
しかし1ボール2ストライクの4球目、
同じカーブが高めに浮いたところをボットは見逃さなかった。
ボットが完璧に捉えた打球は、右中間場外へ消えていく特大アーチ。
甘いボールは見逃さない強い打撃。
この辺りがメジャーリーガーならではだ。
ダイヤモンドを一周しホームベースを踏む時、
ボットは人差し指で唇を押さえ、観衆の大声援をけん制するポーズを
ダルビッシュはしっかり見ていた。
4回一死、再度迎えたボットに対し、ダルビッシュの球速は初球98マイル(158km)の速球。
これはボールとなったもののダルビッシュにとって1マイル更新する
メジャー自己最速のボールが飛び出した。
この勝負、カウント2ボール2ストライクからの5球目に
ダルビッシュは、球速96マイル(155km)の速球で空振り三振に仕留めリベンジ。
５回にも先頭フレイジャーに左ソロ弾を許したものの、
それ以外のレッズ打線をほぼ完璧に抑え込んだ。
この日のバッテリー、ソトに抱きつかれ照れるダルビッシュ
24日、アリゾナ州グットイヤー球場にて
Photo by 桐山弘太氏
◆ダルビッシュの声
「ボットのホームランは完璧ないい打撃でした。
でも、次の打席で空振り三振を取り、やり返せたのでよかったです」
【編集後記】
いよいよメジャーリーグ(MLB)の開幕戦まで秒読み状態となった。
今季2013年のダルビッシュの仕上がりは上々だ。
1年目に米国へ渡ってからのデビュー年は、確かに1年めだったが、
WBCも辞退し、テキサスに居ながらにして万全の調整をした今季。
今年こそ、ダルビッシュにとってのデビューの年と筆者は考える。
4月1日(月)18:30、テキサス・レンジャーズのメジャーリーグ開幕戦は
対ヒューストン・アストロズ戦で火蓋が切って降ろされる。
開幕投手は昨シーズンチーム最多18勝のマット・ハリソン。
ダルビッシュの今季初先発は同カード2番手で、4月3日(水)に登板予定だ。
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ダルビッシュ オープン戦 3戦目 登板予定 次回は3月12日ジャイアンツ戦【MLB】 [ダルビッシュ オープン戦 成績 2013]
ダルビッシュは今期すでにオープン戦で
ホワイト・ソックス戦、サンディエゴ・パドレス戦と2試合を先発した。
トータル5イニングを投げ、無安打無失点と、
この時期を順調に調整してきている。
4月1日(月)に行われるアストロズ戦の開幕投手に向けて
首脳陣へ猛アピールする結果が続いている。
好守をみせたベルトレに向かって笑顔をみせたダルビッシュ
地元テキサス・サプライズ球場にて
Photo by 共同
先日のパドレス戦後、ワシントン監督も満足な様子を語っていた。
◆ロン・ワシントン監督(60歳)の声
「制球がよく、特にスライダーがすばらしかった。
なかなかコントロールできないなかで、ちゃんと考えてアウトを取れている」
ダルビッシュのオープン戦次回の登板予定は
3月12日、昨年のワールドシリーズ・チャンピオンの
ジャイアンツ戦だ。
【編集後記】
本調子でなくても、相手を寄せつけないで押さえるピッチングこそ
投手の役目だと、ダルビッシュ自身もパドレス戦後に語っていた。
日本で投げていたときのようなエースの風格と
それに伴った冷静なピッチングを今年はもっと見ることができそうだ。
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ダルビッシュ オープン戦2戦目も無安打・無失点！MLB 2013 [ダルビッシュ オープン戦 成績 2013]
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メジャーで2年目を迎えるダルビッシュが、
5日、テキサス・レンジャーズの地元、サプライズ球場で行われた
2度目のオープン戦登板で、
サンディエゴ・パドレスを相手に3三振を奪い、
先発の仕事をきっちり締めた。
この日のダルビッシュは、
速球の走りが今ひとつと見てすぐに修正。
2つの四球を与えたものの、
場面場面で効果的なスライダーに切り替えるなど、
パドレス打線を無安打に封じ込める好投。
この日はオフにチーム加入した、
A.J.ピアジンスキー捕手と初めてバッテリーを組んで臨んだ。
Photo by 菅敏氏
◆ダルビッシュの声
「調子が良くなくてもアウトを取れるのが良いピッチャー。
今日はそれができたと思います」
(A.J.ピアジンスキー捕手について)
「素晴らしい人ですね。
ピアジンスキー捕手は、
コミュニケーションを取るのがうまいから投げやすいです」
実はこの日、チェンジアップを1球投げている。
そのことについてダルビッシュは、
「チェンジアップはまだ試してる段階なので、
しばらくは大事な試合で投げるつもりはありません」
と語っている。
次回のダルビッシュのオープン戦登板予定は、
3月12日のジャイアンツ戦に先発する。
【編集後記】
この日のダルビッシュは、速球の調子が良くないと見るや
すぐさま投球プランを組み立て直した。
この辺りの修正対応力スピードは、
さすがダルビッシュならではの好投につながっている。
これで2月27日のホワイトソックスとの
オープン戦初登板から5イニング連続ノーヒッターピッチングを
どこまで続けられるかもひとつの楽しみだが、
もちろんここで無理を剃る必要がないことは、
ダルビッシュ自身が一番わかっている。
好調なダルビッシュのピッチング要因は、
やはり2年目のメジャー(MLB)でのさらなる飛躍をかけて
WBC 2013出場を苦渋の思いで辞退し、その意志を
メジャー開幕戦に向けてきっちり仕上げて来てることに他ならない。
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