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ダルビッシュ 成績 メジャー 14勝目!ロイヤルズを6回まで完全試合ペース【ダルビッシュ25登板目】 [ダルビッシュ 成績 9月 2012]

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ダルビッシュが、カンザスシティ・ロイヤルズとの4連戦の初戦を制した。

9月3日、敵地カンザスシティ、カウフマン・スタジアムで
ダルビッシュは、初対戦となるロイヤルズ戦に25度目の先発登板をし、
6回2死までは、一人もランナーを出さないパーフェクトピッチングを続ける好投で、
7回、3安打、1四球、6三振、3失点で今季14勝目(9敗)を上げた。
14勝は、ウェード・マイリー投手(ダイヤモンドバックス)に並ぶ、新人最多タイ。
※MLB歴代新人最多勝は、マーク・フィドリッチ(デトロイト・タイガース)が
 1976年、31試合に登板し、19勝(9敗)を上げている。

この日のダルビッシュは、25マイル(40km)もの激しい緩急差のあるピッチング。
最速は95マイル(153km)のカットボールから70マイル(113km)のカーブまで、
奪った三振は6個だったが、11個の凡退を奪う打たせて取る粘りの投球内容だった。

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※ロイヤルズ戦に先発し、7回を3安打3失点で
 14勝目を上げたレンジャーズのダルビッシュ
 カウフマン・スタジアム(Photo by 共同)

テキサス・レンジャーズは打線のホームラン攻勢で、8対4で勝利。
チームはア・リーグ1番乗りで80勝(54敗)に到達した。

ゲームは2回に、ジョバニー・ソト捕手(*1)のTEX移籍後2度目のホームラン(3ラン)で先制。
3回にはジョシュ・ハミルトン外野手がア・リーグトップに並ぶ38号ソロ。

※ロイヤルズ戦の6回、9番打者ジアボテラへの四球の判定に、
 声を上げ主審にアピールするレンジャーズのダルビッシュ
 カウフマン・スタジアムにて(Photo by 共同)
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※6回に初めて四球を許した後、悔しげに新しいボールを受け取るダルビッシュ
 Photo by AP

その後も、6回にエイドリアン・ベルトレ内野手とネルソン・クルーズ外野手が連続アーチ、
9回にも指名打者マイケル・ヤングが2ランと、合計5発の本塁打でロイヤルズを圧倒し、
テキサス・レンジャーズらしい打線の猛攻だった。

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(*1)ジョバニー・ソト捕手=Geovany Soto(29歳)
2008年のナ・リーグ新人王。
キャッチャーでの受賞は、1993年のマイク・ピアッツァ(ロサンゼルス・ドジャース時代)以来。
この年ソトは、141試合に出場し、打率2割8分5厘、23本塁打、86打点を記録。
同年、MLBオールスター・ゲームにも出場を果たしている。

2012年7月31日、シカゴ・カブスからのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍。
同時に、ダルビッシュ有と12試合バッテリーを組んでいたヨルビト・トレアルバ捕手が
戦力外となった。トレアルバはトロント・ブルージェイズへ移籍した。

ソトは今季、左膝を痛めて約1カ月間故障者リスト入りしていた。
シカゴ・カブスでの52試合で打率 .199、6本塁打、14打点。
通算555試合で、打率 .252、77本塁打の成績を残している。

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※シカゴ・カブス時代のジョバニー・ソト捕手
 Photo by Getty Image

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◆ダルビッシュの声
(完全試合のペースについて)
完全試合は頭になかったというダルビッシュ。
6回2死、3ボール2ストライクのフルカウントで、きわどいコースへのスライダーが外れて
パーフェクトが途切れた四球についても
「その瞬間はストライクだと思ったが、後で映像を見直したらボールだった。
 審判が正しく、打者も好判断だった」
 と、判定を受け入れていた。
(投球内容について)
「その日の球に合わせてコントロールできてきた。(カットボールとカーブ主体に組み立てで)
 今日はコントロールもずっと良かった」

◆ロン・ワシントン監督の声
「これまで見た中で最高クラスの投球だった。相手はカーブに何もできなかったし、
 序盤はカットボールも素晴らしかった。フォーシーム(直球)は勢いがあり、
 コースを突く制球力も安定していた」
 とダルビッシュを絶賛した。

◆ネッド・ヨースト監督(ロイヤルズ)の声
「コーチと『ノーヒッターをやられてしまうんじゃないか』って話していた。
 いろいろな球種でスピード差をつけていて、制球も素晴らしかったからね」
 と、潔い脱帽のコメント。

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【ダルビッシュの成績 メジャー 通算 2012】メジャーリーグ公式戦 9月4日現在
試合数:25  防御率:4.29  14勝9敗  投球回数:161回⅔  被安打:139
奪三振:188  与四球:82  与死球:9  失点:82  自責点:77  BB/K:2.29

ダルビッシュは、最近4試合で【防御率 2.93】 3勝1敗と再び調子を上げてきた。

いよいよシーズン後半にかけて、
ダルビッシュのエンジンがトップギアに入った様相だ。
予想される残り試合での先発登板の機会は、あと4〜6試合がある。

しっかり試合を作っていき、レンジャーズ打線も絡めば
連勝を重ね、20勝到達も不可能ではない。

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