ダルビッシュ 防御率 メジャー〜リリースポイントの変化(序章)【ダルビッシュ 防御率】 [ダルビッシュ 防御率]
ダルビッシュが4月10日のマリナーズ戦で
メジャーリーグデビューしてから、もう5ヶ月が過ぎた。
5月1日のブルージェイズ戦まで、負け無しの4連勝(うち1試合は勝敗つかず)と
鮮烈なデビュー街道を突っ走った。
4月25日のヤンキース戦に勝利した時点での防御率は【2.42】。
※4月25日、初対戦のヤンキースを相手に8回を無失点に抑える
好投を見せたダルビッシュ。
レンジャーズ・ボールパークにて
5月も勢いは止まらず4勝2敗とし、5月28日のブルージェイズ戦で
日米通算100勝目を飾り通算7勝2敗とし、この時点での防御率は【3.25】だ。
6月は3勝2敗としたものの防御率が【4.15】。
7月はついに負け越しの1勝3敗で、防御率【5.74】と、
デビュー時から見ると、どんどん悪くなっていっているように見えた。
奪三振率から見てみると、(1試合平均の奪三振数)
4月は24個[8.31] 5月は42個[10.80] 6月は40個[10.38] 7月は32個[10.80]
と、一定している。
この時期(6月、7月)、四球のことがかなり取り沙汰されていたが、
実際の与四球率を冷静に数字で見てみたい。(1試合平均の与四球数)
4月は15個[5.19] 5月は20個[5.14] 6月は15個[3.89] 7月は14個[4.72]。
勝利を重ねていた4月、5月の方が与四球が多いのである。
とくに4月は最も与四球が多いのにもかかわらず無敗だ。(5月も同様)
次にBB/Kで見てみる。(奪三振数を与四球数で割った数:4.0以上でエース級/1.5以下が危険ゾーン)
4月[1.60] 5月[2.10] 6月[2.67] 7月[2.29] と、
BB/Kでみても、4月が最悪だ。
四球の多さが騒がれていたのも、
その原因はその与四球後に失点につながる展開が多かったせいだと思う。
※7月28日、ホワイトソックス戦の7回途中に降板するレンジャーズのダルビッシュ
レンジャーズ・ボールパークにて(Photo by 共同)
野球の予測がつかない面白いところは、四球の後の盗塁やエラー(失策)など
数字(データ)だけで現れないアクシデントがあるからだ。
つまり、四球で出した直後に失点につながる安打、エラー(失策)など
観衆の印象に残るアクシデントが多かったと言えるのではないかと
筆者は見ている。
リリースポイントの変化(その一)へ続く>>>
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