ダルビッシュ WBC不参加の苦悩。 [ダルビッシュ WBC]
ダルビッシュがWBC(ワールド・ベースボール・クラシック2013)への出場を不参加すると表明した。
侍ジャパンの山本浩二監督として、極めて厳しい状況となった。
ダルビッシュのWBC不参加は、テキサス・レンジャーズが11月6日に発表し、
2013年3月にアメリカで開催されるWBCへのダルビッシュ有の不参加が正式決定した。
日本にとってはWBCに向け、圧倒的存在感と日本代表の確実なエースの
不参加表明に動揺の色を隠せない状況となった。
2012年のデビュー年にMLBレンジャーズで
中4日の先発の柱として活躍し、16勝を上げたダルビッシュ有。
Photo by MLB.com
レンジャーズのダニエルズ・ゼネラルマネジャー(GM)は、
カリフォルニア州インディアンウェルズで行われるGM会議にて
「ダルビッシュは、(WBC不参加)を決定するまで、
大きな重圧があったと思う。彼個人の決断だ(決断を尊重する)」
とコメントした。さらに、
「われわれレンジャーズの選手がWBCという国際試合の舞台で戦うのは
素晴らしいと思う。しかし、彼(ダルビッシュ)は、MLB2013年シーズンに向けて、
できる限りの準備をしたいと語っていた」
と、球団側とダルビッシュが話し合っていたことを明らかにした。
レンジャーズ球団に対する日本側からの(ダルビッシュの)
WBC参加要請はなかったらしい。
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◆ダルビッシュの声
「コーチやトレーナーと度重なる熟考を重ねた結果、
きたるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しないことを決定しました。
(MLBの)2013年のシーズンに備えるにあたり、
充分な休みを取ることが最も重要なことだという結論にいたりました」
【編集後記】
前回のブログで、「ダルビッシュのWBC参加は濃厚」と書いてしまった。
しかし2012年、ダルビッシュにとってデビューとなる
MLB(メジャーリーグ・ベースボール)をレンジャーズの先発大黒柱として
フル回転の末、16勝を挙げる素晴らしい結果を残した。
しかしその代償として、広いアメリカ大陸を縦横無尽に移動しながらの先発で、
カラダは相当疲労が溜まっているはずだ。
ダルビッシュがWBCの不参加を表明したことは残念でない、
と言えば嘘になる。
しかし私はWBC以上に、2013年以降も一年間を通して
ダルビッシュがレンジャーズのエースとして投げ続ける姿を長く、長く見続けたい。
プロの選手として、今回のダルビッシュの決断は正しかったと思う。
No.1の選手が活躍する姿は、見る者にとっていろいろなものを与えてくれる。
元気、勇気、楽しさ、感動...etc。
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