ダルビッシュ【成績】自己新15K!12勝目。アストロズに途中までパーフェクト【2013 MLB】 [ダルビッシュ 成績 8月 2013]
ダルビッシュは今シーズンの初戦で投げたヒューストン・アストロズ戦で
あわや完全試合達成か、と思われた圧巻の投球が蘇ったような
この日の試合だった。
6回二死までパーフェクトピッチング
8月13日、敵地ミニッツメイド・パークで行われたアストロズ戦、
6回二死まで、走者を許さないパーフェクトピッチングだった。
8月13日、アストロズを2度も圧巻の投球で封じ込めた
ダルビッシュ。
テキサス州ヒューストン、ミニッツメイド・パーク
Photo by 共同
ピアジンスキー 退場
問題の6回、
アストロズの9番打者ジョナサン・ビラーを2-2に追い込んだ5球目、
ど真ん中低めに決まったスライダーに、ダルビッシュもピアジンスキーも
三振を確信してマウンドを降りかけた。
しかし判定は無情にもボール。
結局続く球もボールとなりこの日たったひとつだけの四球を与えた。
誰の目にも見逃し三振のストライクと思っただけに、
ピアジンスキーだけでなくワシントン監督までが球審に抗議するほどだった。
6回、2-2の場面での5球目のボール判定に
猛抗議するワシントン監督とピアジンスキー。
Photo by AP
四球後、抗議を続けたピアジンスキーは退場。
カルパ球審は、2011年ワールドシリーズ第3戦で1塁塁審の際、
タッチプレーの誤審を認めたことのあるいわくつきの過去がある。
Photo by 共同
残り5アウトでノーヒット・ノーラン逃す
残すはノーヒット・ノーランだったが、
8回一死で、カルロス・コーポラ(捕手)にライトへホームランを浴び、
初の記録にはならなかったが、8回を投げ
被安打1、奪三振15(自己新)、与四球1、失点1(自責点1)と
アストロズ打線を全く寄せつけない圧巻の内容だった。
自己最多となる15奪三振で300奪三振に拍車
この日のダルビッシュのスライダーは切れに切れまくった。
メジャー最多の15奪三振で、両リーグ最速の200奪三振に到達。
2002年以来、11年間もの間、300奪三振をなした投手は一人もいないため、
ダルビッシュにかかる期待は大きく、メジャーリーグファン待望の記録だ。
※最後のシーズン300奪三振の記録は、
2002年のランディ・ジョンソンとカート・シリング(両人とも当時Dバックス)。
ダルビッシュの声
(8回に浴びた本塁打について)
「凄くいい球を投げたが、あそこまで飛ばされました。
彼はいい打撃をしたと思います。でも、1勝は1勝なので、
チームを勝たせられるように、としか考えていませんでした」
この日鋭いスライダーを主体にアストロズ打線をキリキリ舞いにした
ダルビッシュ有。
テキサス州ヒューストン、ミニッツメイド・パーク
Photo by 共同
Photo by 共同
【編集後記】~ピアジンスキーという男~
それにしてもピアジンスキーという男はHOTだ。
ピアジンスキーのエピソードと言えばメジャーの中でも
「相手チームにいてほしくないNo.1の男」。
アメリカで最も有名なスポーツ週刊誌
「スポーツ・イラストレイテッド」のアンケートでも
『最も嫌われてる選手』で1位に選ばれたほどだ。
もっとも有名なエピソードはズバリ「乱闘」。
つまり、ピアジンスキーが味方ならこれほど頼もしい男はいない、
と言っていいほど、勝つためにはどんな激しい抗議も辞さないほど
敵チームと審判に対して実に厳しい男だ。
しかし味方となるとこれほど優しく頼り甲斐のある男はいない。
がんばれ、ピアジンスキー!
>> ピアジンスキーという男。テキサス・レンジャーズ正捕手
ダルビッシュ メジャー 公式戦 2013【全試合の結果】はこちらにまとめています>>>
ダルビッシュ メジャー 公式戦 2012【全試合の結果】はこちらにまとめています>>>
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