ダルビッシュ 防御率 メジャー 4.50【6~10試合】の分析 [ダルビッシュ 防御率]
ダルビッシュの4月10日、マリナーズとのメジャーデビュー戦の防御率は、
日本での開幕戦同様、5失点、7.94から始まった。
しかし、2試合目から5試合目まで、ここからの
ダルビッシュの防御率(成績)は
1.09という脅威の集中力で登板した。
とくに4月25日、ニューヨーク・ヤンキース戦で見せた
圧倒的ピッティングで8回を0点に抑えた試合は、鮮烈なインパクトを
ヤンキースファンへ与えた。
そこまで10試合を消化したダルビッシュだが、
後半の6~10試合の防御率を見てみよう。
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まずは、1~5戦、5試合の防御率をおさらいしてみる。
自責点:8
投球回数:33回
防御率:1.27
4勝0敗
ストライク率:59%
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次に、6~10戦、5試合の防御率を見てみると。
自責点:14
投球回数:28回
防御率:4.50
3勝2敗
ストライク率:59%
なんと、防御率:4.50である。
しかし、ストライク率は 59%と変わっていない。
この数字だけで見ても、防御率の結果がそのまま勝敗に結びついている。
しかし、ダルビッシュのデビューから10試合までを見てる人は感じていると思うが、
ダルビッシュのピッチングは、確実に切れが出てきている。
では、何故?このような 4.50という防御率になっているのだろう。
ここが、野球の面白いところである。
次に試合ごとの成績内容を見て、
被安打数、ストライク率、与四死球数、防御率との関係を分析してみる。
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クリーブランド・インディアンス戦 5月7日【ダルビッシュ 6試合目】
●防御率:4.50
◆被安打:6、ストライク率:56%、与四死球:4
2対4 初の敗戦で4勝1敗
投球回数:6回、対戦数:28、投球数(ストライク:率):112(63 / 56%)、
被安打:6、奪三振:11、与四球:4、与死球:0、失点:4、自責点:3、被本塁打:1
やはり主な敗因は被安打の多さだ。ストライク率と与四死球のバランスも良くない。
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ロサンゼルス・エンゼルス戦 5月12日【ダルビッシュ 7試合目】
●防御率:5.06
◆被安打:5、ストライク率:57%、与四死球:4
10対3 勝利で5勝1敗
投球回数:5回 ⅓、対戦数:23、投球数(ストライク:率):93(57 /61% )、
被安打:5、奪三振:7、与四球:3、与死球:1、失点:3、自責点:3、被本塁打:2
この試合も被安打が5と、苦しいながらもストライク率が61%と制球が良かった。
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オークランド・アスレチックス戦 5月17日【ダルビッシュ 8試合目】
●防御率:1.17
◆被安打:4、ストライク率:62%、与四死球:2
4対1 勝利で、6勝1敗
投球回数:7回⅔、対戦数:28、投球数(ストライク:率):118(73 / 62%)、
被安打:4、奪三振:7、与四球:2、与死球:0、失点:1、自責点:1、被本塁打:0
圧倒的なストライク率 62%とに加え与四死球たったの2と、安定したピッチングだった。
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シアトル・マリナーズ戦 22日【ダルビッシュ 9試合目】
●防御率:9.00
◆被安打:4、ストライク率:58%、与四死球:6
1対6 2度目の敗戦で、6勝2敗
投球回数:4、対戦数:、投球数(ストライク:率):96(56/ 58%)、
被安打:4、奪三振:5、与四球:6、与死球:0、失点:5、自責点:4、被本塁打:0
被安打4と抑えながらも、今シーズンワーストの与四死球6。これがすべてと言える。
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トロント・ブルージェイズ戦 5月28日【ダルビッシュ 10試合目】
●防御率:5.40
◆被安打:7、ストライク率:58%、与四死球:3
12対6 勝利で、ハーラーダービートップの7勝2敗
投球回数:5回、対戦数:24、投球数(ストライク:率):93(54 / 58%)、
被安打:7、奪三振:3、与四球:3、与死球:0、失点:3、自責点:3、被本塁打:1
被安打7を浴びるも、与四死球を3に抑え、味方打線の援護が光る。
※メジャー5試合目5月1日のトロント・ブルージェイズ戦より (C) Fred Thornhill/REUTERS
最後に、1~5試合のストライク率と与四死球数、防御率との関係。
【1試合目】マリナーズ戦
投球数(ストライク:率):110(59 / 54%)、与四死球:5、防御率:7.94
【2試合目】ツインズ戦
投球数(ストライク:率):102(60 / 59%)、与四死球:5、防御率:1.58
【3試合目】タイガース戦
投球数(ストライク:率):121(70 / 58%)、与四死球:5、防御率:1.42
【4試合目】ヤンキース戦
投球数(ストライク:率):119(82 / 69%)、与四死球:2、 防御率:0.00
【5試合目】ブルージェイズ戦
投球数(ストライク:率):104(59 / 57%)、与四死球:3、防御率:1.28
◆与四死球の数は、1~5試合で22、6~10試合で19だ。
●被安打数は、前半:30、後半:26。
以上、いろいろな角度で分析してみたが、前半後半を比べると与四死球の数は減っているし、
与四死球も被安打も前半戦のほうが多い。
そうするとダルビッシュのこれからの鍵は、やはりストライク率をキープ&UPさせていくことだと
筆者は、見る。
5月28日現在【ダルビッシュの成績】
防御率:3.25 7勝2敗 投球回数:61回 奪三振:66
がんばれ、ダルビッシュ!メジャーリーグの道
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ダルビッシュ 防御率 メジャー 4.50【6~10試合】の分析
ダルビッシュ 登板予定 2012~メジャーリーグの道
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